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昼ドラ倶楽部

vol.7 一人娘がパラサイトシングルで遊び歩いてばかり

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QUESTION

29才の一人娘が結婚しないと言います。夫は、家の居心地が良いのだからいいじゃないかと喜んでいますが、私は納得いきません。娘はアルバイトを転々として買い物や旅行ばかりしています。こんなことじゃ、ダメですよね。

(東京都 主婦57才女性)

ANSWER

結婚しない女性はたしかに増えています。お母様がお嬢様と同じ年齢のときには結婚も出産もしていたわけですから、ご心配も当然ですね。

まず、日本の平均結婚年齢の推移を説明しておきましょう。1970年には、男性26・9才、女性24・2才でしたが、2001年では、男性29才、女性27才と結婚年齢が上がっています(人口動態統計より)。

しかも、この結婚年齢は全国平均ですから、都市部ではさらに上昇します。東京都では、35才以上の男女50%が未婚であるとの統計もあるほどです。

男女とも結婚しなくなった理由はいくつかあります。

一つには、「結婚適齢期」という社会通念が失われてきたこと。たとえば、私は昭和36年生まれですが、当時女性は「クリスマスケーキ」と表現されていました。25日を過ぎれば売れ残ってしまうケーキになぞらえて、25才までに結婚するわけです。その後、「大晦日」と表現され、少しだけ賞味期限の延びた女性たちは、31才を目処に「片づけましょう」と言われたものです。これが良いとか悪いとかではなく、そういう時代でした。現代は、結婚適齢期が語られなくなり、結婚に向けて背中を押してくれる基準を失った時代だとも言えます。

お父様がおっしゃるように、家の居心地が良いのも大きな原因です。これは少子化とリンクしています。兄弟姉妹が多くいた時代には、長兄が嫁をもらい子をなせば、弟妹たちは家を出ていかなければ部屋も不足します。ところが現在の少子化では、子ども部屋はいつまでも使用でき、なかには、結婚後も、自室が独身時代そのままに実家に存在する人もあるほどです。

結婚しない最大の理由は、結婚に夢を持つことができなくなったことにあります。これは、私が行なっている相談の中でもよく耳にすることですが、「自分の母親のように完ぺきな家事などできない」あるいは、「母親のように自由な時間がなくなるのはイヤだ」とのたまう女性がじつに多いものです。どうやら彼女たちのイメージする結婚は、家事労働だけのようですね。

娘や息子は、親を見て育ちます。両親という一組のカップルが幸せに過ごしていなければ、結婚に夢を持つことができなくなるのも当然かもしれませんね。まずは、夫婦の良さを見せてあげることからはじめましょう。


東京新聞『池内ひろ美の人生相談』より

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