神妙な思いで「リコン」の三文字を入力検索したのは8年も前になります。それは、「東京家族ラボと池内さん」と私の出会いを作ってくれたパソコン画面の小さな窓でした。
その小さな窓を開けた日から今日までの私自身を振り返るにつけ、あの時の私の目の前に、インターネットの世界で「私はここに居ます!」と、離婚に悩み人生に迷う多くの人たちに向けて、優しく力強く手を挙げて下さっていた池内さんに心から「ありがとうございました」と申しあげたい。あの小さな窓から、私の世界がどれほどに広がって行ったのか、私自身がどれほど柔軟に強くなれたのかを、今感慨深く思い返します。
形の上での離婚は解決も間近だった当時の私は、一人の生活を実感し始めると同時に、離婚裁判を片手に日常生活と仕事に追われ、まるで「離婚すること」だけが人生の目的のようになっていました。長期間の戦いによる疲弊感、さまざまな喪失感、自信のなさ、他者への不信感、長い結婚生活と夫であった人やその家族に対しての怒り恨みなど、どこから湧いてくるのか分らない自分の中の御し難い感情を抱えていたようです。それが、言いようのない心の重さとなっていました。
そういう私にとって、池内さんと「東京家族ラボ」は、「生まれて初めて自覚した私」の人生の分岐点に立っていた得がたい場所であり、私がようやくたどり着いた一休みの場所でもありました。そう、初めてのように自分のいのちや人生を感じ学び、自分の生き方を模索するという場所です。
池内さんご自身による離婚相談、また、心理カウンセリング、ワークショップ、メーリングリストなど、ここで、ようやく私は私にとっての離婚、離婚後の生き方、結婚に失敗し離婚に至った「私という人間」について、掘り下げ深く思い巡らすようになりました。
人の目の色を伺い自分を表現することを恐れていた私に、池内さんは、ます、「アイメッセージ」を教えてくださいました。
「アイ」とは私。私はこう思う、私はこう感じる、私はこうしたい、私はこう生きたい、私はこうあれば嬉しい・・こういう表現を何十年もしていなかったとことに気づき、私は愕然としました。また、これは、「離婚を通してあなたはどう生きたいのですか?」「あなたが作ってきた家族の文化は、あなたの子ども達をとおして、これから100年は続くのですよ」という、池内さんがおっしゃったことと同じように、女性、人間、母親としての私の生き方を、鋭く厳しく優しく問われたように思います。
池内さんと東京家族ラボに、関わることで、自身の喪失感の回復や、自身の生い立ちへの振り返り、人との関わりのクセを知り、押さえ込んできた自分の感情の手当をし、ようやく私は今、自分自身に明るく語りかけることができるようになりました。「私は、私でOK!」と大きな声で。
そう、ここは、結婚生活や離婚の解決に迷った人が、家族や自分のあり方を問い直し再構築への道を模索するきっかけを得るところ、あるいは、離婚そのものの解決に迷った人が力や知恵を得るところ・・また、離婚によって一時的に力を失い喪失感で潰れそうになった私自身が回復し、その答を自身の力で導き出す、そして、再び力強く自分の人生を歩き出す・・そういう場所です。
離婚につぶれそうになった私、ですが、離婚によって再び私の人生を構築できた私です。
池内さんと「東京家族ラボ」に、ありがとう。
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